深みのある色合いをした縁側

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サダ子さんのとこには素敵な板張りの縁側があります。柿渋で塗って、椿油で磨いて仕上げてピカピカになりました。豚さんも居心地良さそうにブウブウと蚊遣りの煙を出してます。

ここまでの道のりはかなり劇的ビフォーアフターなのにビフォーの写真がないという失態。

ビフォーがどんな風だったか説明すると。

最初は、板張りの上にカーペットが貼られている状態でした。

カーペットは裏に滑り止めゴムがついたものをご丁寧に両面テープ固定。剥がしてみると、ゴムが経年変化で板にくっついてしまい、テープの粘着剤もべったり。

更に板張りのすき間をゴムのシーリング剤みたいなので、徹底的に埋めてありました。

エアコンを導入した時に、木造住宅の隙間風を嫌悪した結果、そのように対処したようです。

呼吸する古民家に戻したいと、皆でやったこと

  1. カーペットを引っぱがして、板についている厄介なベタベタや、ゴムのシーリングを剥がす。マイナスドライバーを使って、木を傷つけないように剥がすのに結構時間がかかりましたが、元の状態まで戻しました。
  2. 全体に紙ヤスリをかけて、ささくれを取り、稲わらで磨いた。稲わらで磨くと木にツヤが出るよって聞いたけど、思ったよりでなかったです。
  3. 煤けた感じになってたので、柿渋を塗布。これで色合いがグッと良くなった。柿渋はものすごく臭い(例えるなら銀杏とか猫のウンチみたいな感じ)のですが、発酵の臭さなので、しばらく嗅いでたら何だか慣れるし、乾くと臭くないです。柿渋には防腐、防虫効果もあるそうです。そして、人間の健康にも良いそうです。あの臭いでウイルスも死ぬのかな。
  4. 柿渋が乾いてから、椿油を塗り込む。素晴らしいツヤが出ました。椿油は、人間の皮脂に近いそうです。これからは、こどもが裸足で歩くことで油分の補給、汚れたときは糠袋(写真の奥に写ってます)とか稲わらで磨いたら良さそうです。

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